跡部の踊り念仏 あとべのおどりねんぶつ Odori Nembutsu in Atobe
-
地域:
長野県佐久市
重要無形民俗文化財指定年:
2000(平成12)年12月27日
保護団体名:
跡部踊り念仏保存会
連絡先:
佐久市教育委員会文化振興課文化財事務所
TEL:0267-63-5321 -
踊り念仏は、鎌倉時代に時宗の開祖一遍上人が、現在の佐久市を訪れ歳末別時念仏を行った際、立ちのぼる紫雲を見て弟子たちとともに念仏を唱えながら跳ねて踊りだしたことが始まりと伝わる。この佐久市に継承される跡部の踊り念仏は、毎年4月第1日曜日に浄土宗西方寺で定例会として公開される。本堂に組み立てた二間四方の道場内で2人の太鼓方に合わせ、踊り手のうち2人が和讃本をささげながら歌い、6人が鉦をたたき8人で跳ね踊る。踊りは徐々に激しさを増していき、終盤には踊躍歓喜の無我の境地に至る。これは踊り念仏の本来の姿をうかがわせるものであり、芸能の変遷の過程を辿ることができるとともに、地域的特徴も顕著であると言える。 跡部の踊り念仏サイトへ(外部サイト) 風流踊一覧へ